聖書が教える神 (1)神の存在と本質
聖書は「ただ一人の神が存在していること」を教えています。聖書が教えている神はどのような方なのでしょうか?
第一に、神は他者に依存せず、自ら存在します。また、神は唯一です。
出エジプト記3:14(前半) 神はモーセに仰せられた。「わたしは、『わたしはある。』という者である。
1コリント8:6 私たちには、父なる唯一の神がおられるだけで、すべてのものはこの神から出ており、私たちもこの神のために存在しているのです。また、唯一の主なるイエス・キリストがおられるだけで、すべてのものはこの主によって存在し、私たちもこの主によって存在するのです。 第二に、神は変わりません。これに関連して、神は無限です。また、神は他者と個人的な関係を持つことが出来ます。
ヘブル13:8 イエス・キリストは、きのうもきょうも、いつまでも、同じです。
第三に、神は永遠に存在します。
ヨハネの黙示録1:8 神である主、常にいまし、昔いまし、後に来られる方、万物の支配者がこう言われる。「わたしはアルファであり、オメガである。」
ギリシャ語のアルファは最初の文字であり、オメガは最後の文字です。つまり、神は最初であり、最後であるという意味です。神の最初も、最後もありません。
第四に、神はどこにでも存在します。
エレミヤ23:23-24 わたしは近くにいれば、神なのか。――主の御告げ。――遠くにいれば、神ではないのか。人が隠れた所に身を隠したら、わたしは彼を見ることができないのか。――主の御告げ。――天にも地にも、わたしは満ちているではないか。――主の御告げ。―― 第五に、神は何でも知っておられます。
1サムエル記2:3 高ぶって、多くを語ってはなりません。横柄なことばを口から出し てはなりません。まことに主は、すべてを知る神。そのみわざは 確かで す。
第六に、神は何でもすることが出来ます。
創世記17:1 アブラムが九十九歳になったとき主はアブラムに現れ、こう仰せられ た。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前を歩み、全き者であれ。
第七に、神は霊的な存在です。ですから、肉 体を持たない限り、人間の目で神を見ることは出来ません。